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2006年 05月 28日
夜遅くにイモートから電話があった。
「どうしよう・・・」 と切り出すものだから、なにごとかと思ったら、 マンションの階段に携帯電話が落ちていて、それを拾ってきてしまったのだけど、とくに電話もかかってこないし、もう夜も遅いし、そうやって途方にくれて30分だそうだ。 いやはや、 変な人に拾われることを想像したら放っておけない、というのが彼女らしいところで笑ってしまう。待ち受け画面をチェックさせてもらったら、小さな子供の写真だったので、きっと若いお母さんの携帯電話なんだろう、と、そんなことも、彼女には放っておけないと思わせてしまったのだろう。 そこで私の提案。 ・明日になったら大家さんに届ける。 ・明日になったら交番に届ける。 ・「ひろいました」というメモを貼り付けて、目立つところに貼っておく。(掲示板など) ・もとあったところに今すぐ戻してくる。 わたしなんかは気楽なものだから、世の中そんなに悪い人ばっかりじゃないし、しかも同じマンションの中の話なんだから、わざわざ拾ってこなくてもいいんじゃない?もしかしたら本人がまだ落としたことに気づいてないかもよ、なんて、脱力コメントをしちゃうのだけど、それもそうかもね、「誰かが拾った」っていうこと自体が気持ち悪いもんね、ということで、もとあったところに戻すことになった。 彼女の良いところは、つねに相手の気持ちに立って物事を考える、ということで、それはとても素晴らしいし、今もそれを活かせる仕事についているのだけど、そういう長所のせいで「立ち止まらなくても良いところで立ち止まってしまう」というのも確実にあるようだ。 後日談。 その日の遅くにダンナが帰って来たときには、まだ階段にあって、次の日に彼女が出かけるときにはもう無くなっていた、とのこと。無事、持ち主に戻ったことにして安心しよう。マイナスの妄想はいくらでもできるけど、世の中そんなにおかしなことばかりじゃないとも思うのですよ。私は。 ああ、でも私ももし同じシチュエーションにあったら、やっぱり拾って帰ってきちゃうかもしれないなぁ、と思って笑ってしまった。あなたならどうする?
by mogu_ogu
| 2006-05-28 08:15
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