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2005年 11月 19日
鳥の群れを見た。 札幌の街中の上空。 不思議に統率された動きで、ビルの立ち並ぶ中を大群で飛び回っていた。 なんの鳥なのかは分からないけれど、すずめよりは大きく、鳩よりは小さい。 一羽一羽がけたたましく鳴いていて、群れ全体分の鳴声が共鳴しあって、うわぁぁんというノイズにも聞こえるし、海の中のいわしの大群のようなその統率された動きは、夕暮れ時の重い空を背景にするとゾッとするような美しさを感じさせる。 見ているうちに、あちらからもこちらからも小さな群れが集まってきて、その鳥の塊はどんどん大きくなっていく。なんなんだろう。渡り鳥が合流してるのか。 街の真ん中の100%人工的な風景の中で見たその光景はちょっと不思議な体験で、 そして、それを見た直後に車で走っていたら突然の土砂降り。 さっきの鳥たちの大騒ぎは、この土砂降りを察知してのことかも、なんて考えてしまう。 鳥の大群にしろ突然の大雨にしろ心がざわついてしまうのは、 自分の理解から離れたところにある世界の一部分に触れたという手触りのせいだ。
by mogu_ogu
| 2005-11-19 00:45
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