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2005年 07月 28日
「見なかったこと」にしていることがある。
私の部屋は5階にあるので、普段はほとんど窓を開けっぱなし。 もちろん寝るときも出掛けるときも。 風を通しておきたいし、わざわざ5階までよじ登ってくる人はいないでしょう。と思って。 その日はちょっと涼しかったので朝出掛けるときに窓は閉めたんだけど、 鍵までは閉めなかった。うん、それはいつもどおり。 そして夜帰ってきて、風をいれたくて窓を開けようとしたら窓の鍵がかかってる…。 アレ?私いつも鍵かけないよねぇ。今朝に限ってかけたんだっけ? だけど、そのテラス窓には常時ロールカーテンを下ろしておいてあって、 10cm、20cmくらいの窓の開け閉めなら、そのロールカーテンの脇から手を入れてやってしまう。(それを人はズボラといいます) 鍵をかけるにはロールカーテンを一度上げなくてはならないし、 わざわざそんなことした記憶は無いし。 『うーん、よしよし、ま、そういうこともあるさぁ』と、あんまり気にしないことにした。 基本的に、自分のこと(自分の記憶力)を信用してない。 で、その週の週末に洗濯物を干そうとテラスにでたら、 うっすらと積もった埃のうえに知らない足跡が…。 テラスに出るときはいつもそこに置きっぱなしの草履を使うのだけど、そこにあるのは明らかに裏面がゴツゴツしたスニーカーっぽいもので、部屋へあがるあたりに重なるようにしてたくさんついている。さすがの私も『変だ・…』と思ったけれど、どうすればいい? えーっと、思えばこないだ、かけた覚えの無い窓の鍵がかかってたのが怪しいんだ。 だけど、もし、この足跡の持ち主がどこかからうちのテラスに侵入したとしてさ、 「窓の鍵がかかってないじゃん、ラッキー!」って言って、部屋のなかに上がったとしてさ、 ご丁寧に内側から鍵をかけてくれたとしたらさ、 じゃ、そのあとどこから出た? 覚束ない記憶を探っても、 帰ってきてドアの鍵が掛かってなかった!ってことはさすがに無い。 じゃ、「逆ピッキング」で外側からまたしてもご丁寧に鍵を掛けなおして出て行った? そ、そんなことする人なんていないよ。 ちょっとまて。 うちにはテラスに出られるドアがもうひとつあった。キッチンに。 もちろんそこも開けっ放しだから、じゃ、そこから出て行ったとか? でも、そっちのほうには例の足跡がないなぁ。 で、『見なかったことにした!』 怖いから。 無くなったものも特になさそうだし(もともと、ほどよく散らかっているのでよく物は無くなる) 荒らされた気配もないし(もともと荒れ気味だったので、多少物色されても分からない) 盗む価値のあるものも無いし(残念ながら事実。ただしオグマニアにとってみればヨダレモノの品々はたくさんあるでしょう、でもオグマニアの存在は知らない) で、あいかわらず今でも窓は開けっ放しで出掛けます。 もしも、私の身になにかあったら、これを読んでいた人が証言してくれることを祈る。 2ヶ月くらいたつけど、とりあえず今は無事に何事もありません。 (やっぱり引っ越してきたときにシリンダー錠を交換すべきだったかなぁ。) (いや、いまでも出来るけど…。)
by mogu_ogu
| 2005-07-28 01:07
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