|
2006年 11月 29日
千歳空港に色々なお土産が売っていて、最近の流行はご当地モノのキューピーだそうだ。
先日、知人へのお土産にと物色していたところ、たくさんのキューピーの片隅に素敵なストラップを発見した。 NHKのマスコットのどーもくんが木彫りの熊にまたがって「うがー」と口をあけている! うわ、かわいい!即決!ていうか自分も欲しい!と、内面で大騒ぎして購入したのだった。 ところが、自信をもって相手に渡したところ、なんだか予想していた反応とはかけ離れたテンションの低さで、そのストラップを見つめながら彼は「こ、これは・・・なんでしょう・・・?」と言う。どーもくんを知らないのだそうだ。 「えぇっ!それはダメだよ~っ!モグリだ~っ!」(モグリって?)とダメ出しの嵐だったのだ。 昨日、また別な人と「たらこキューピー」の話になって、ヘタな歌を披露してまで説明したのに、「え、知らない。」と言うので、「えええっ!それはヤバイって!」みたいな反応をしてしまったのだけど、今になって思えば”自分の常識=世間の常識=相手の常識”という錯覚に陥りやすいこと、ちゃんと気をつけようと思ってるのに、つい「相手の知らないことを私は知っている。」みたいな変な優越感を持ってしまうことに気づいてちょっと反省している。 「たらこキューピー」ごとき。 たらこキューピーを知ってるか知らないか、は、人生にとってそんなに重要じゃない。 でも、日本国民としてどーもくんを知らないのはケシカランと思う。 #
by mogu_ogu
| 2006-11-29 09:40
2006年 11月 27日
今日は帰ったら絶対にカレーを食べようと思っていた。
昨日の日曜日、小樽にちょこっと帰ってばあちゃんのところに顔を出したら、私のためにカレーを作って待っていてくれたのだった。「ばあちゃんの作るカレーは美味しいんだよ」と聞いてもないのに自画自賛している。ああ、私の血はあきらかにここからも来ていると納得・・・。 ばあちゃんの作るカレーは全然辛くなくて、野菜がたくさん入っていて、美味しさの秘訣はいろんな種類のカレールーを使うこと。もちろん美味しい。やさしい味。出された分をバクバクとちゃんと食べたのだけど、残ったぶんを包んで持たせてくれた。 ジップロックみたいなものは使わずに、ごく普通のビニル袋に一回分ずつ分けて入れてくれていて、それをさらにもう一度ビニル袋に入れて口を固く結び、さらにそれらをまとめて大きめのビニル袋に入れて口をカタ結び。最後にダメ押しのようにスーパーの袋に入れてある。 私はそれを逆の手順でほどいて開けていったのだけど、こんなに頑丈に包まなくてもいいのに、となんだか嬉しくなって一人で笑ってしまった。 すごくお腹が空いていたので、今日もバクバクと一気に食べた。なんだかこういうカレーにはそういう食べ方が合っている様な気がするし、そのほうが美味しいと思う。実は子供のころは野菜がたくさん入ったばあちゃんのカレーはちょっと苦手だったのに、オトナになったからこそ、そういう美味しさが分かるようになったのかなぁ。 だとしたら、やっぱオトナっていいな。 昨日は、ハハもヒジキの煮物を分けてくれたのだけど、やっぱり二重三重に厳重梱包してくれて面白かった。母親って単純にそういうものなのかもしれないな。感謝します。ありがとう。ヒジキも美味しいです。 #
by mogu_ogu
| 2006-11-27 22:30
2006年 11月 26日
昨日Mちゃんと飲みに行ったお店は、2ヶ月ぶりくらいだったのに、お店に入ると「どうもおひさしぶりです。」とちゃんと私の顔を覚えててくれた。
話が尽きなくて5,6時間も居座ってしまい、帰りがけに年末の忘年会のことで相談して仮予約をしてもらったのだけど、私が名前を告げる前に「小倉サマで予約ですね~」とメモしていてちょっと驚きつつ嬉しかった。 ああ、こういうのもプロだよね。と感心して私も見習おうと思った。 簡単なことではないのだが。 #
by mogu_ogu
| 2006-11-26 18:42
2006年 11月 24日
先日、札幌の市電に乗ったときのこと。
前のほうのシートに小学校3,4年生くらいの男の子が3人で並んで座っていた。真ん中の子が持っているゲーム機を2人が両側から覗き込むようにしてなにやら楽しそうな様子。西15丁目の医大前で降りる様子の彼らに突然運転手さんが声をかける。マイクを通しているから車内の乗客にも運転手さんの話は丸聞こえだ。 「ぼうやたち、つぎでおりるのかい?降りたあとジャスコまで歩いて行くの?」 どうやら3人でこれから桑園のジャスコまで歩いていく相談をしているのが運転手さんの耳に聞こえたらしい。時間はすでに17:00をまわり外は真っ暗、雪もワサワサ降っている。それに医大前から桑園までだなんて、大人だって歩くのには躊躇する距離だ。せめてJRで行けばいいものを・・・。 「もう暗いから今日はおうちへ帰りなさい。明日明るいときにお母さんと行きなさい。このごろは子供をさらう事件だってあるでしょう。あぶないよ。」と優しい口調で運転手さんは続ける。 突然のことに子供たち3人は「どうする?」とコソコソ話し合っている様子だったけど、やはりここで引っ込むわけにはいかないようだ。そのときの車内には、そうだそうだ、やめておいたほうがいい、という空気が充満して、実際に彼らにそう話しかける年配の女性もいた。 しかし、そんな短いやりとりのなか、電車は西15丁目の駅に到着してしまい、やはり彼らはイソイソと降りようとする。運転手さんは最後まで「本当に行くの?ここからだとすごく遠いよ。やめなさい。今日は帰りなさい。」というのだけど、彼らはモゴモゴと聞き取れないような声を残して運転手さんと乗客の視線から逃げるように降りて行ってしまったのだった。外はいまだ降りしきる雪模様である。 なんとも言えない虚しさのような、やりきれないような空気がうっすらと漂ったまま電車は走り出した。運転手さんはずっとそのことを考えていたようで、次の停留所でうっかり停留所名のアナウンスを忘れてしまうほどだった。 この運転手さんは車内のアナウンスが独特で、たとえば普通なら「中央区役所前です」と案内するところを「ちゅ・う・お・う・く・や・く・しょ・まえです。」という具合に、一文字ずつ聞き取りやすいように区切って発音したり、車内のカード販売についてゆっくりと丁寧に案内したりと、はじめからとても好感がもてる運転手さんだった。 そういう印象をもっていたうえに、この小学生とのやりとりを聞いて、きっと「市電の運転手」としてだけではなく、そういう職業的義務を飛び越えて「人」のことをちゃんと考えられる人なんだろうな、と、私はこの運転手さんのファンになってしまったのだった。 降りるときにチラリと名前を確認すると、彼の名前は「古舘さん」。 帰りの道すがら、忘れてしまわないように口の中で「古舘さん、古館さん・・・」と繰り返しながら歩いた。 でも、考えてみると、あの男の子たちの気持ちも分からないではないかな、とも思う。子供だけで電車にのって大型スーパーに行くなんてある意味冒険だろう。そのワクワクする気持ちに水を差されてしまったようなもので、あそこで素直に言うことを聞く、というのは彼らにとっては無理な話なのだろうな。でも、もし自分の子供だとしたら、そういうこと自体させたくないよね、と自問自答したりもした。 #
by mogu_ogu
| 2006-11-24 12:43
2006年 11月 23日
昨日の札幌は夕方から本格的に雪が降ってきて、滑らないように転ばないように雪がかからないように、大事に抱えて家に持って帰ってきた。観葉植物は枯らしてしまうことが多いから、この子は枯らさないように大事にするよと私が言うと、彼女は「枯らしてしまってもいいの。そういうときは、悪いものを自分の代わりに持って行ってくれたんだと思えばいいんだって。」と教えてくれた。そうか、そういうものか。 でも、この子は葉っぱが分厚くて丈夫そうだから、きっとちゃんと育ってくれるんじゃないかな、と思う。うん、大事に仲良くするよ。ありがとう! #
by mogu_ogu
| 2006-11-23 11:04
|
ファン申請 |
||