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2006年 10月 31日
知ってる人は知っている。知らない人はまだ知らないこと。
私の勤めていた設計事務所が10月一杯で解散することになり、今日をもって、20年くらい続いた事務所が静かに終わりました。前々から内部的には「いつかはこうしよう」と決めていたので、その事実は坦々と受け入れています。別に「悪いことをした」とか「どうしても仕事が続かない」とか、そういうネガティブな理由ではなく単純に「そういうタイミング」だったということです。 はじめるのは簡単だけど、やめるのはその何倍も大変だ。と社長が言っていました。 なるほどな、と思いました。幕引きは美しくしたい、と思いつつ、やはり日常の仕事や雑事に追われていると、なんだか色々と中途半端な状態で「しかたない」と流してばっかりです。 これからはそれぞれが自分の責任においてそれぞれの新しい道をつくっていきます。 事務所のスタッフだったKさんが、同じ建物の同じスペースを間借りする形で自分の事務所を始めるので、私はそれをサポートしつつ、私は私で「これからどうするのか」を考えているところです。ほんとはもう結論でていてもいいのですが、あいかわらずノンビリ屋でして・・・。 数えてみたら、学校を卒業してすぐ事務所に勤め、もう7年と半年もたっているのでした。 そのあいだ、つねに何かに追われているような感じだったしドーンと休むこともなかったから、少しは落ち着いてノンビリとしてもいいのかもね、とある一人の自分は言います。 でも、そうやっていざ「自分の時間」を与えられると、なんだか使い道がよく分からなくてオロオロしてしまうだけかもしれません。子供のとき、おこづかいをもらって買物に行くと、けっきょく何も買えずに帰ってきてしまうことがよくあって、なんだかそれに似ている感じがします。だって今でもその傾向はあるし。そんなかんじでオロオロしてても暖かい目で見守ってやっていただければ幸いです。 うーん、これが世に聞く「人生の転機」ってやつかぁ・・・と他人事のように楽しむ。 そのくらいでいようと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いします。
by mogu_ogu
| 2006-10-31 20:37
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