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2006年 06月 27日
事務所のスピーカーが壊れた。
音が割れて聞くに堪えない。 普段は音を絞ってラジオを流しているのだけど、この週末はまったく音の無い状態で過ごしてみた。それに飽きたら自分のパソコンからiTuneを通して好きな音楽を流したりもした。 もともと「無音の状態」というのは苦手で、自宅でも事務所でもなにがしかの音が鳴っていなくては落ち着かない方だ。 でも、この頃の札幌はやっと過ごしやすい気温になってきているから、日中は窓を開け放していれば外からの音が結構にぎやかで、いつものようにラジオの音が流れていなくてもまったく気にならない。 風に揺れる木の葉の音はザワザワと途切れることが無いし、鳥の声や、向かいの公園から聞こえる子供たちの声はうるさいくらいだ。かえって耳うるさいDJのお喋りを聞かなくてもすむし、ラジオからは好きな曲ばかりがかかるわけでもない。人工的な音からいっとき離れているのも心地いいな、と思って今日もそのままにしていた。 しかし、他のスタッフも無音状態に慣れているわけではないらしく、今日の午後、車庫の奥にしまいっぱなしになっていた古くて大きなスピーカーをさっそく引っ張り出してきて、つなぎ直してしまった。 つかのまの「音の無い職場」 新鮮だったし、なんとなくそのほうがいいような気がしていたから残念な気持ちが半分。 結局は明日からも同じようにラジオをつけてしまうだろうし、家に帰ったらまずはテレビをつけてしまう生活は変わらないと思うけど、人工的な音の無い生活もちょっとだけ味わってそういうのも悪くないなと思えたことで、世界がちょっとだけ広がった気がした。
by mogu_ogu
| 2006-06-27 01:02
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