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2005年 08月 24日
こないだNHKでたまたま見た深夜のドキュメンタリー番組がよかった。
もう寝なきゃ、とおもっていたのに、結局最後まで見てしまった。 明治から昭和にかけてトルコに行った山田寅二郎という人の足跡を歌舞伎役者の中村獅童がたどるというものだった。合間には中村獅童が寅二郎に扮したドラマも挿入され、番組が進むうちに、トルコを旅する中村獅童と100年前に同じ場所を歩いたであろう寅二郎が重なっていく。 舞台に立つ役者なので、歩く姿勢がよく、またそれが見ていて気持ちいい。 だいぶまえにみた、(これもたまたまだったんだけど)俳優の藤原竜也がロンドンを旅して向こうの演劇人と出会う、という番組と重なった。 役者というものは体を律する筋肉が細やかなパーツごとに繊細に鍛えられている感じがして、それはスポーツをやってる人とか、ダンスをやってる人とはどこか違うものだ。ひとつひとつがやわらかくて、ひとつひとつに個別のセンサーや制御装置がついている。そういうのを見ていると自然と自分も背筋を伸ばしていたりもして気持ちがスッとクリアになる気がする。 話が逸れたけど、やっぱり旅は感受性が強い人が行くと何十倍も面白い。 友人が近々スペイン旅行に旅立つ。 そんなこともあって、 私も旅をしたくなっている。強烈に。どこでもいいから。 とりあえずなんだか調べ物をしたりして気を紛らすこの頃ではあるけれど、 人はそれを単なる「現実逃避」とも言う。
by mogu_ogu
| 2005-08-24 00:42
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